和太鼓を通して・・

先日年長ぐみの和太鼓発表会が開催されました。コロナ禍のため、行事が中止にならないか心配しましたが、皆様にこどもたちを無事にがんばる姿をお見せする事ができホッとしました。
当日はうれしいことに、お休みゼロの全員出席!これもひとえに保護者様の普段からの健康管理のおかげと感謝しています。

年長組の4月から本格的に練習を始めた和太鼓ですが、毎日少しづつ練習を重ねてきました。園では毎日カリキュラムも入っていますし、十分に室内遊び、外遊びもします。なので毎日少しづつの練習時間ですが、たっぷり遊んだ後の太鼓はすごく集中出来るようで「静」と「動」のメリハリがいい効果を促しているようでした。

和太鼓はバチでたたけばだれでも音を出すことが出来る日本古来から伝わる楽器です。日本の文化に触れるとともに、躍動感あふれるリズムにのってこころも体も躍動し心地よさを感じる事ができます。和太鼓の指導ではリズムを覚え、上手にたたけるようになることだけが目的ではありません。「よく見る、よく聞く、よく考える」を基本とした音体教育を取り入れていくことで、「しなやかで強くやさしい心をもつ、ゆたかな情操」や「イメージ通りに動くたくましい体」そして「自分で考えて行動するすぐれた知能」を高めていくことができると考えられています。
音楽を楽しみながら、美しい姿勢や動作を習得し、かつ集中力や持続力、協調性など身につけていく。よく見て真似をしてみること、人の話をよく聞くこと、自分で考えてみることは和太鼓だけでなく日々の生活においても、これから大きくなった時にも大切なこととなりますね。練習の中でこどもたちの良いところや頑張りを認め、たくさんほめながら指導をしていますがこの経験がこどもたちの自信や達成感につながって健やかに大きく育っていって欲しいと願っています。