せんせいのコラム

2016年6月 いちょうのきの剪定

6月4,5日の二日間、幼稚園の大門にあるいちょうのきの剪定がおこなわれました。

以前もコラムにのせたことがありましたが、うちには大門のところに大きなかやの木とイチョウの木があります。

おそらく樹齢何百年という本当に昔からある木です。太さは大人が手をつないでも5人はいるかなという感じです。

所有は幼稚園のもととなる天王院のものですが、この2本の木のまわりでとにかくこどもたちがよく遊ぶんです。

下の方のでこぼことしたところを歩いたり、石を穴に集めたり・・。葉っぱが黄色くなれば、上にふわーっと投げて遊んだり・・。

そんな木ですが、3年前の夏でしょうか。。いちょうの木のてっぺんにかみなりが落ちたようで、

木の上の方に葉がつかなくなりました。次の年は新芽がでてくるかな・・と思ってみていましたが

やっぱりでません。今年はよく見るとところどころついていました。

しかし、枯れているとなれば台風などの強風で枝が落ちるなんてことがあっては大変です。

こどもたち、保護者の方、お参りに来る方、ご近所さん・・それぞれの安全を考え、

上の部分と周りも枝も伸びてきたので剪定をお願いしました。

とはいっても、とにかく空につきそうなくらい大きないちょうですからクレーンを使ってチェーンソーで切っていくのです。

金曜日まで大きな木陰をつくってくれていたいちょうの木でしたが、二日間かけても終わらず、

別の日もまた設け、大掛かりな作業の末すっかり丸坊主になりました。

切っている間に「切っちゃうのですか?もったいないですよ!」と心配してカメラを片手に見に来てくれた地域の方もいました。

「ぼくも子どもの頃にこの木でいっぱい遊んだから切ってしまうのかと心配で見に来た」というご夫婦もいました。

私は、そう言っていただけることにすごくありがたいなあと感じました。そして、

「切ってしまうなんてことはしません。その逆です。うちはこの木をとっても大事にしています。

この木で遊んだみなさんやこどもたちのそれぞれの思いがつまっているからです。それに何百年も見守っていてくれる木です。

安全を考えつつ、この木がもっと力強く伸びていかれるように剪定しました。」とお答えしました。

プロの方のお話ですと、「いちょうの木はとっても丈夫だから、切り戻しをすると元に戻ろうとするものすごい力が働いて

2,3週間ですぐ新芽が出てくるから心配はいらないですよ」とおっしゃっていました。

また、「かみなりが落ちたところを切ることで、その部分がまた再生してくるかもしれません」ともおっしゃってくれました。

いまはあまりの姿の変わりように驚きをかくせませんが、じきに葉もでてくるそうです。

木はこどもたちの成長と似ているなあと思います。見えないどっしりとした根っこの部分に養分をたくさん蓄え

自分からどんどん成長する力をもっている。力強さ、たくましさ、木陰をつくってくれる優しさ、癒し・・。

これからもこどもたちと木。共にぐんぐん、ぐんぐん伸びていく様子を楽しみにしようと思います。

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